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プロ野球

【パ・リーグ】6月のポジション別OPSを分析!ソフトバンクは4つのポジションでリーグトップ



目次
首位ソフトバンクは多くの強み!
ラオウ杉本は完全復活か
前半戦をAクラスで折り返すチームは?

オールスター出場選手も決まり、前半戦の終了も近づいてきたプロ野球。今回は、セ・リーグに続き、パ・リーグ各チームのポジション別OPSをみていく。そして、それぞれのチームと注目選手を紹介するとともに、この1ヶ月でポジション別OPSがどのように変化したのか振り返る。
参考:【セ・リーグ】6月のポジション別OPSを分析!ヤクルトは3つのポジションでリーグトップ

首位ソフトバンクは多くの強み!

まず、Aクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表1)。
首位のソフトバンクは、遊撃手・左翼手・中堅手・指名打者と4つのポジションでリーグトップのOPSを記録した。主に出場していたのは、今宮健太(遊撃手)、グラシアル(左翼手)、牧原大成・柳町達(中堅手)、デスパイネ(指名打者)らだ。一方、捕手や一塁手のOPSはリーグワーストを記録していた。首位キープのためには、これらのポジションの改善が必要だろう。

表1 パ・リーグのAクラスのポジション別OPS(上段は6月1日から6月25日まで、下段は開幕から6月25日までのデータ)

2位の楽天は、二塁手のOPSがリーグトップであった。主に出場しているのは浅村栄斗だ。開幕から安定して高い数字を残しており、今シーズンも楽天の強みとなっている。また、5月まで芳しくない数字であった三塁手のOPSも上向いてきたようだ。主に出場している鈴木大地のさらなる活躍に期待したい。一方、左翼手はこの2ヶ月で大きく成績を落とした。西川遥輝の復調が待たれる。
参考:【パ・リーグ】5月のポジション別OPSを分析!各チームの強みと弱みとは?

3位の西武は、OPSがリーグトップのポジションはないものの、一塁手や左翼手が好成績を残していた。特に、一塁手は開幕から安定した成績を残しており、西武の強みとなっている。主に出場しているのは山川穂高であり、現在パ・リーグ本塁打ランキングを2位に10本以上の差を付け独走している。しかし、捕手・三塁手・中堅手と3つのポジションでOPSが0.500を下回ってしまっており、山賊打線と呼ばれていた打線はなりを潜めていた。ここからの復活に期待したい。

ラオウ杉本は完全復活か

次に、Bクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表2)。
現在5位のオリックスは、捕手・右翼手の2つのポジションでリーグトップのOPSを記録した。主に出場していたのは、伏見寅威(捕手)・杉本裕太郎(右翼手)らだ。また、5月はOPSが0.300を下回り、オリックス打線のウィークポイントであった遊撃手も、復調の兆しをみせている。主に出場していた紅林弘太郎は、開幕序盤こそ不振にあえいでいたが、6月は0.813という高いOPSを記録。投手陣は盤石であるため、打線が上向けば上位進出も充分にあり得るだろう。

表2 パ・リーグのBクラスのポジション別OPS(上段は6月1日から6月25日まで、下段は開幕から6月25日までのデータ)

現在4位のロッテは、三塁手のOPSがリーグトップであった。主に出場していたのは、U-23NPB選抜にも選出された安田尚憲だ。また、開幕から6月までのデータをみると、全てのポジションでリーグ平均を下回ってしまっていた。しかし、6月のみのデータでは4つのポジションでリーグ平均を上回っており、平均得点もリーグトップであった。打線の調子が上がってきており、今後の戦いに期待できそうだ。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~6月編~

最下位から浮上できずにいる日本ハムは、一塁手のOPSがリーグトップであった。主に出場していたのは清宮幸太郎だ。交流戦では、0.991と非常に高いOPSを記録した。ここから日本ハム打線を引っ張る存在となれるのか、注目したい。一方、攻撃に特化したポジションである指名打者のOPSは0.300を下回ってしまっている。主に出場していたのはヌニエスやアルカンタラだ。平均得点リーグワーストの打線の再建は急務だろう。
参考:【プロ野球】二軍注目打者を紹介!一軍でレギュラーをつかめるか!

前半戦をAクラスで折り返すチームは?

ここまで、パ・リーグの6月のポジション別OPSをみてきた。首位から5位までのゲーム差は7.5ゲーム(7月7日時点)と混戦が続いている。日本ハムの巻き返しはあるのか。また、前半戦をAクラスで折り返すことができるのはどのチームだろうか。

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Baseball Geeks編集部