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プロ野球

【CS2021】今シーズンの楽天とCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】経験豊富で頼れる先発陣!
【打者編】好調な二塁手と左翼手!
CS突破なるか?!

66勝62敗15分という成績で今シーズン3位で終わった楽天。明日6日にはいよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。今回は、楽天の今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。
参考:【ドラフト特集2021】パ・リーグ各球団の現状とドラフトを振り返り!

【投手編】経験豊富で頼れる先発陣!

まず、先発投手について見ていく(表1)。
今シーズンの楽天は、則本昂大、岸孝之、田中将大のベテラン3人が規定投球回に到達した。また、ルーキー早川隆久や2年目の瀧中瞭太も20試合以上に先発し若い選手も台頭してきている。報道によると、CSでは、則本、岸、田中の順で先発予定なようだ。ロッテとの相性は、則本・田中が良く、防御率はともに1点台。田中はレギュラーシーズンでは援護に恵まれずQS(クオリティースタート)17試合に対して勝ち星は4にとどまったが、短期決戦であるCSでは勝ちが欲しいものだ。
参考:田中将大 電撃復帰!メジャー7年間の投球データから今季を占う!

表1 CSで先発登板が予想される投手の今シーズンの成績。

リリーフ投手についてみると、宋家豪、安樂智大、酒居知史の3人が50試合以上に登板していた(表2)。宋はロッテにはあまり相性が良くないが、オリックスには良いようだ。反対に、酒居はロッテに相性が良く、オリックスに悪い。相性によって起用が変わるのかも、短期決戦の楽しみ方の一つだろう。そして、43試合に登板し防御率0.63と圧倒的な数字を残していた守護神、松井裕樹が8月に離脱していたが、CSから復帰できそうなのも楽しみだ。

表2 今シーズン登板数TOP3のリリーフ投手の成績。

【打者編】好調な二塁手と左翼手!

次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、二塁手や三塁手、遊撃手、左翼手が大きなプラスとなっている。二塁は主に浅村栄斗が出場しており、シーズンを通して浮き沈みが少なかった。三塁は主に茂木英五郎が出場している。10月の打率は2割を切っているのが少し気になる。遊撃は小深田大翔や山﨑剛、左翼は島内宏明が主に出場していた。
参考:【パ・リーグ】7・8月のポジション別OPSを分析!4つのポジションでロッテがトップ!

表3 今シーズンのポジション別OPS

一方で、捕手や指名打者ではウィークポイントとなってしまっている。捕手は、炭谷銀仁朗・太田光が交代で出場。指名打者は、9月はカスティーヨなどが打っていたが、10月に入ってからは島内が多く務めた。打点王に輝いた島内の調子が芳しくないのは気がかりだが、CS突破には島内の活躍は必須だろう。

2位ロッテと相性が良い打者としては、ディクソン(OPS0.895)、銀次(OPS0.878)などが挙げられる。また、打席数は少ないものの、田中貴也(OPS1.089)や和田恋(0.900)も良い成績を残している。そして、1位オリックスとは、浅村(OPS0.955)、島内(OPS0.853)らが相性が良いようだ。これらの選手に注目して観戦してみてはいかがだろうか。

CS突破なるか?!

ここまで、楽天の今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は、2位ロッテとは9勝15敗1分、1位オリックスとは10勝10敗1分。ロッテとの相性はあまり良くないが、則本・田中でまずはファーストステージを突破し、2013年以来の日本一を目指す。

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Baseball Geeks編集部