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プロ野球

【CS2021】今シーズンの読売とCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】エース菅野で波に乗れるか?
【打者編】坂本・岡本の復帰なるか
下剋上なるか!

10月には引き分けを挟んで10連敗を喫するなど、シーズン終盤は苦しい戦いを強いられ、3位で今シーズンを終えた読売。11月6日にはいよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。今回は、読売の今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。

【投手編】エース菅野で波に乗れるか?

まず、先発投手についてみていく(表1)。
今シーズンの読売は、高卒3年目の戸郷翔征が唯一規定投球回に到達し9勝を挙げた。また、大卒3年目の髙橋優貴もチームトップの11勝を挙げるなど、若い戦力が活躍をみせた。
CSではファーストステージ初戦は昨年14勝をあげた菅野智之が登板予定だ。シーズン中盤までは本調子とはほど遠かったが、シーズン終盤には調子を上げ、10月の防御率は1.88(4試合24回)と好調。2戦目以降は、髙橋や山口俊の先発が予想されている。ともに阪神に対して相性が良いため活躍が期待できるのではないか。

表1 CSで先発登板が予想される投手の今シーズンの成績。

リリーフ投手をみると、鍵谷陽平、中川皓太、チアゴ・ビエイラ、高梨雄平、畠世周の5人が50試合以上に登板していた(表2)。注目すべきは、中川の対阪神の成績だ。防御率0.00(14試合13.1回)を誇っており相性は抜群だ。一方、対ヤクルトの成績はヤクルトの打線が活発なこともあり、どの投手もあまり振るわない。ファイナルステージに進出できた場合、どのような投手起用がされるか注目だ。
参考:【ドラフト特集2021】セ・リーグ各球団の現状とドラフトを振り返り!

表2 今シーズン登板数TOP3のリリーフ投手の成績。

【打者編】坂本・岡本の復帰なるか

次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、遊撃手と中堅手が大きなプラスとなっている。遊撃は坂本勇人が出場し続けていたが、10月16日の広島戦で死球を受けて途中交代してから、万全とはいえない状況だ。中堅手は丸佳浩が主に出場していた。また、本塁打・打点の二冠に輝いた岡本和真が主に出場していた三塁もプラスを作っていた。しかし、9・10月のOPSは0.663、本塁打も7本と最近は調子があまり良いとはいえないうえに、先月末からコンディション不良で別メニュー調整をしている。読売の顔でもある二人が復帰できるかは、間違いなくカギになるだろう。
参考:【プロ野球】前半戦振り返り打者編!侍戦士が多くランクイン!

表3 今シーズンのポジション別OPS

2位阪神と相性が良い打者としては、重信慎之介(OPS0.950)、坂本(OPS0.946)らが挙げられる。そして、1位ヤクルトと相性が良いのは、丸佳浩(OPS1.266)、ウィーラー(OPS1.074)らだ。これらの選手に注目して観戦するのも良いかもしれない。

下剋上なるか!

ここまで、読売の今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は、2位阪神とは9勝13敗3分、1位ヤクルトとは11勝11敗3分となっており、あまり優位には聞こえない。しかし、原辰徳監督は経験豊富で短期決戦の戦い方を熟知している。どのような戦いになるのか楽しみだ。

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Baseball Geeks編集部