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プロ野球

【CS2022】DeNAのCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】守護神山﨑は阪神にもヤクルトにも好相性
【打者】4つのポジションでリーグトップのOPSを記録
1998年以来の日本一に向けて

73勝68敗という成績を残し、シーズンを2位で終えたDeNA。夏場に球団記録となる本拠地17連勝などの強さをみせ、一時は独走していたヤクルトに4ゲーム差まで迫った。8日にはいよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。今回は、DeNAの今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。
参考:【CS2022】阪神のCS注目ポイントを紹介!

【投手編】守護神山﨑は阪神にもヤクルトにも好相性

まず、先発投手についてみていく(表1)。
今シーズンのDeNAは、今永昇太が唯一規定投球回に到達し、11勝を挙げた。阪神との対戦成績は決して良いわけではないが、本日行われる初戦に登板予定だ。三浦監督のエース今永に対する信頼は厚いようだ。
そして、大貫晋一も先発投手としてはチーム最多の24試合に登板し、キャリアハイとなる11勝を挙げる活躍をみせた。大貫は阪神に対して防御率1.29・被OPS0.401と相性が良い。また、濵口遥大も阪神・ヤクルトともに好相性であり、9月23日のヤクルト戦でも8回2失点の好投をみせている。CSでの好投が期待できそうだ。
参考:防御率に代わる投手の評価指標FIPとは!

表1 CSで先発登板が予想される投手の今シーズンの成績

リリーフ投手をみると、伊勢大夢・エスコバー・入江大生・山﨑康晃の4人が50試合以上に登板していた(表2)。伊勢・山﨑は、阪神に対してもヤクルトに対しても相性が良いことがわかる。特に、守護神に復帰した山﨑は、今シーズンヤクルト戦に5試合登板したが1点も点を許していない。また、入江も阪神に対して被OPS0.282と相性が非常に良く、CSでの登板に期待できるだろう。

表2 今シーズン登板数TOP5のリリーフ投手の成績(登板数が同じ場合は、投球回順)

一方、エスコバーは阪神・ヤクルトとの対戦成績が優れていない。エスコバーは、佐藤輝明に対して被OPS2.433、三冠王に輝いた村上宗隆に対して被OPS1.917など、相性の悪い打者がいるようだ。平田もヤクルトに対する相性が非常に悪く、被OPSは1.000を超えている。CSではレギュラーシーズンの借りを返すことが出来るのだろうか。

【打者】4つのポジションでリーグトップのOPSを記録

次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、一塁手・二塁手・左翼手・右翼手と4つのポジションで、リーグトップのOPSを記録していた。主に出場していたのは、ソト(一塁手)・牧秀悟(二塁手)・佐野恵太(左翼手/一塁手)・楠本泰史(右翼手)らだ。それらのポジションは、直近1ヶ月の成績をみても高い数字を記録しており、CSでの活躍も期待できるだろう。
参考:【セ・リーグ】8月のポジション別OPSを分析!ヤクルト村上は8月も桁違いの凄さ!

表3 セ・リーグAクラス球団のポジション別OPS(上段は今シーズン、下段は9月以降のデータ)

不安要素は、直近1ヶ月の捕手のOPSが0.444と非常に低い数値であることだ。最も多くの試合に出場していた嶺井博希の9・10月のOPSは0.217と不振である。打線の穴となってしまわないように奮起に期待したい。

阪神との相性が良い打者としては大田泰示(OPS1.138)・楠本泰史(OPS0.911)、ヤクルトとの相性が良い打者としては宮﨑敏郎(OPS1.036)・ソト(OPS1.017)らが挙げられる。これらの選手に注目して観戦してみるのも面白いのではないだろうか。

1998年以来の日本一に向けて

ここまで、DeNAの今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は3位阪神とは16勝9敗、1位ヤクルトとは9勝16敗となっている。三浦監督が就任してから初のクライマックスシリーズ。どんな戦いが繰り広げられるのか。5年ぶりの日本シリーズ、そして24年ぶりの日本一を目指す。

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Baseball Geeks編集部