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プロ野球

ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~8月編~



目次
8月の平均得点・平均失点を分析
DeNAは勝率が驚異の8割越え
リーグを制するチームはどこに

今シーズンも残り30試合を切り、いよいよ優勝チームが決まろうとしている。
今回は「平均得失点」と「ピタゴラス勝率」という指標を用いて、8月の各球団の戦いを振り返る(データは8月25日時点)。ピタゴラス勝率について、詳しくは下記の記事を見てほしい。
参考:データで順位を大胆予想!ピタゴラス勝率でみる今季プロ野球の展望は!

8月の平均得点・平均失点を分析

DeNAの投手陣が奮闘

まず、セ・リーグの平均得失点をみていく(表1)。
平均得点が最も高いのはヤクルトだ。令和初の三冠王を目指す村上宗隆を筆頭に、首位の座を守り続けている。しかし、平均失点も最も高くなっており、点を取るが取られるという状況である。他チームの猛攻から逃げ切るためには、投手陣の調子を上げることがポイントとなるだろう。
参考:【セ・リーグ】7月のポジション別OPSを分析!ヤクルトと広島は穴のない打線!

平均失点が最も少ないのはDeNAだ。最年少での200セーブを記録した山崎康晃や10勝をマークした大貫晋一などの活躍で、リーグ唯一の2点台を記録している。平均得点と平均失点の差が最も大きく、投打が噛み合った試合が多いこともあり、2位まで順位を上げた。残り試合も少ない中で逆転優勝できるのか、9月の勝敗に注目が集まる。

表1 8月1日から8月25日までの平均得失点(セ・リーグ)

平均得点が最も低かったのは中日であり、今月も平均得点がリーグワーストだ。しかし平均失点は他のチームと遜色ないといえる。平均得点を高めることが長年の命題になっているが、今のところ改善の兆しは見られない。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~5月編~

パ・リーグはAクラスが三つ巴状態

次に、パ・リーグの平均得失点をみてみよう(表2)。
平均得点が最も高かったのはソフトバンクだ。先月は平均得点がリーグワーストだったが、今月はリーグ唯一の5点台を記録している。ルーキーである野村勇の活躍もあり、早々に課題を克服できたといえるだろう。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~7月編~

オリックスは平均失点が最も少ない。また、先月のリーグ順位が5位であったが、今月は3位と改善をみせている。勝利数・防御率で1位である山本由伸、セーブ数1位である平野佳寿の活躍が順位浮上の要因ともいえるだろう。CS進出、そして逆転優勝のためにもこの好調を維持したい。

表2 8月1日から8月25日までの平均得失点(パ・リーグ)

平均得点が最も低かったのは日本ハムだ。8月のチーム打率が最下位であり、得点力不足が課題となっている。3年ぶりの8連敗や今シーズンの勝率が5割以下に確定するなど暗いニュースが多い中、松本剛が打率で断トツの成績を記録している。自身初となる首位打者のタイトル獲得に期待がかかる。

平均失点がリーグワーストであったのは先月に続いて楽天だ。順位も3位から4位と転落しており、苦しい戦いを強いられている。Aクラス入りを果たすためには、投手陣の再建が欠かせないだろう。

DeNAは勝率が驚異の8割越え

続いて、各球団の8月のピタゴラス勝率と実際の勝率をみてみよう(図1)。
ほとんどの球団が勝率5割ほどだが、DeNAは脅威の勝率8割超えをみせた。4連勝2回と8連勝を記録するなど破竹の勢いをみせた。また、実際の勝率がピタゴラス勝率を1割5分近く上回っている。上手く負け試合を作れているのかもしれない。

一方、オリックスはピタゴラス勝率は6割5分以上なのにもかかわらず、実際の勝率は5割ほどであった。もっと勝利を重ねていてもおかしくないと考えられる。自慢の投手力を活かして接戦をモノにできるのかが順位をさらに上げる鍵になりそうだ。

図1 8月1日から8月25日までの各球団のピタゴラス勝率と実際の勝率

最後に、各球団の開幕から今までのピタゴラス勝率と実際の勝率をみてみる(図2)。
阪神は実際の勝率がピタゴラス勝率を1割近く下回っている。また、現在首位のヤクルト・2位のDeNAよりも阪神のピタゴラス勝率が上回っている状態だ。残り試合が少ない中、混戦のセ・リーグを制するのはどのチームとなるのだろうか。

図2 開幕から8月25日までの各球団のピタゴラス勝率と実際の勝率

リーグを制するチームはどこに

ここまで、「平均得失点」と「ピタゴラス勝率」の観点から、各球団の8月の戦いを振り返った。残り30試合を切った今シーズンもいよいよ大詰めだが、両リーグともに独走するチームはなく、激しい優勝争いが続いている。どのチームが優勝を手にするのか、最後まで注目したい。

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Baseball Geeks編集部