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【MLB2021】前半戦振り返り投手編!異次元の投球をみせるデグロムに注目!



目次
最高球速・平均球速ともにトップは、チャップマン!
圧倒的な支配力を誇るデグロムのスライダーがトップ!
後半戦の投手成績はどうなる?

開幕してからはや3ヵ月経ち、オールスターが目前となっている。今シーズンのメジャーは、本塁打王争いをしている大谷翔平ら日本人メジャーリーガーの活躍が世界中で注目されている。また、今シーズンの前半戦は開幕から次々とノーヒットノーランを達成する投手が出ており、投手の活躍に注目が行く機会が多かったのではないだろうか?そこで今回は、前半戦の振り返りということで投手に注目してみていきたい。
参考:奪三振を量産する大谷翔平の高速スプリットとは?

最高球速・平均球速ともにトップは、チャップマン!

今シーズンの最高球速はチャップマン!

まず、今シーズンの最高球速からだ(表1)。
トップは、ヤンキースの守護神であるアロルディス・チャップマンだ。なんと2シームで166.5キロを計測した。また、チャップマンは4シームでも4位にランクインしており、メジャーでも屈指の速球派左腕だ。メジャーで最も速い球を投げるチャップマンの投球から今後も目が離せない。
参考:【MLB2021】FIPから注目投手を紹介!

表1 今シーズンの最高球速ランキング(7月5日現在)

全投球数が300球以上の選手が対象。各投手の各球種最高球速をランキング化

2位は、ジョーダン・ヒックス(カージナルス)だ。ヒックスは、2019年にトミージョン手術。2020年は持病の糖尿病による新型コロナウイルスへの感染リスクを懸念しプレーを断念していた。約2年ぶりの復帰となった今シーズンは、2シームで166.2キロを計測した。シーズン序盤にIL(故障者リスト)入りしてしまったが、現在、24歳とまだまだ若い選手である。彼の今後に注目していきたい。
3位は、ホセ・アルバラード(フィリーズ)だ。アルバラードは今シーズン、レイズからフィリーズへ移籍したリリーフ左腕だ。主に2シームとカットボールの2球種で打者を抑える投手だ。彼も2シームで、165キロを記録した。
このランキングの内、ほとんどの選手がリリーフ投手である。だが、164.2キロの4シームで、8位にランクインしたジェイコブ・デグロム(メッツ)は、先発投手である。同じ先発投手の大谷(エンゼルス)は4シームで16位(162.7キロ)であるため、このランキングで改めてデグロムの凄さが分かるだろう。
参考:大谷翔平の進化した4シーム

平均球速ランキング!最高球速ともにチャップマンがトップ!

次に平均球速をみていく(表2)。
最高球速を記録したチャップマンの2シームが平均球速でもトップとなった。この2シームは、平均162.8キロを記録しており、異次元の速さとなっている。打者が、この速さで動くような球を打つことは容易ではないだろう。

表2 平均球速ランキング(7月5日現在)

全投球数が300球以上の選手が対象

2位と3位は、エマニュエル・クラッセ(インディアンス)だ。4シームは平均161.7キロ、カットボールは平均161.1キロを記録した。クラッセは、昨年シーズンを全休していたが今シーズンはリリーフでフル回転している。まだ、23歳と若い投手であるため今後が楽しみな選手の1人だ。
先発のデグロムは、平均球速でもランクインしており、5位だ。デグロムの4シームは平均159.8キロと先発の中では、一番速い球を投げている。大谷が、同ランキングで144位(4シーム、平均153.6キロ)であることから凄さが分かるだろう。後半戦も今季絶好調のデグロムの投球に注目だ。

圧倒的な支配力を誇るデグロムのスライダーがトップ!

次に、奪空振り率(スイングした場合の空振り率)だ(表3)。
トップは、デグロムだ。なんとデグロムのスライダーの奪空振り率は、56.3%だ。これは、デグロムがスライダーを投じた時に打者がスイングした場合、半分以上の確率で空振りをとっているということだ。デグロムは、今シーズン途中まで防御率が0点台と圧倒的な成績を残していた。要因としてこのスライダーがあげられるだろう。
参考:サイ・ヤング賞候補デグロムを分析!メジャー屈指の高速スライダーで3年連続の受賞へ!

表3 奪空振り率(7月5現在)

全投球数が300球以上の投手を対象とし、投球数100球以上の球種から算出。
※空振り率=スイングストライク÷スイング

日本人投手では、澤村拓一(レッドソックス)のスプリット(奪空振り率42.9%)が17位にランクインした。
参考:澤村拓一の投球データを分析!大谷を上回る超高速スプリットとは?
奪空振り率のランキングをみてみると、スライダーか落ちる球(スプリットやチェンジアップ)がランクインしており、空振りをとるためには、これらの球種が有効なのかもしれない。

後半戦の投手成績はどうなる?

今回は、球速と奪空振り率についてみてきた。注目投手として、チャップマンやデグロムをあげた。今シーズンは、すでにノーヒットノーランを6人達成していることや、違法物質の使用規制などで投手に大きな注目が集まっている。球速や奪空振り率はもちろん、異次元のパフォーマンスを発揮しているメジャーの投手に注目だ。
参考:【MLB】空振りが大きく減少?!異物の取り締まり強化で投球はどう変わるか

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Baseball Geeks編集部