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プロ野球

【オリンピック野球:傾向と対策】ドミニカ共和国代表ジャンボ・ディアス!武器はメジャー平均を大きく上回る球速!



目次
全ての球種でメジャー平均よりも大幅に上回る球速を記録!
動くボールで変化を予測しづらい?
高めの4シームと右打者のボールゾーンへのスライダーに注意!
ホセ・ディアスをどのように攻略すればよいのか?

東京オリンピック野球競技の開幕がいよいよ間近となってきた。日本代表の初戦の相手はドミニカ共和国代表だ。
前回に続き、メジャー経験のあるドミニカ共和国代表の投手を紹介する。今回は、ジャンボ・ディアスをメジャー在籍時(2017年)のトラッキングデータをもとに分析していく。
ディアスは、愛称がジャンボで、登録名に使用している。その名の通り身長193センチ、体重142.9キロの大きな体格の選手だ。約4年間、シンシナティ・レッズとタンパベイ・レイズの2球団でメジャーの舞台でプレーした。主に中継ぎとして、メジャー通算173試合登板。現在は、メキシカン・リーグのチームに所属している。
参考:【オリンピック野球:傾向と対策】ドミニカ共和国代表ハン・マリネス!武器はサイヤング賞投手にそっくりなスライダー!!

全ての球種でメジャー平均よりも大幅に上回る球速を記録!

まず、平均球速と投球割合をみていく(表1)。
どの球種もメジャー平均を大きく上回る球速を記録している。特に速球系は、155キロを超えたかなり速いボールを投げており、打つことは容易ではないだろう。
4シームを基準とした球速比では、メジャー平均並みであった。

表1 各球種の平均球速と投球割合。平均155キロを超える速球系を投げる

※2017年のトラッキングデータを使用。カッコ内は、2017年のメジャー平均

投球割合をみると、スライダーを半分以上投げており投球の軸としている。2017年においては、実質4シームとスライダーの2球種のみの投球となっている。

動くボールで変化を予測しづらい?

次に、ボール変化量をみていく(図1)。
まずは、投球割合の半分以上を占めるスライダーからだ。ディアスのスライダーは、メジャー平均よりも大きな横変化量を持つボールとなっている。
4シームは、メジャー平均よりもホップ成分が少なく、スライド成分が多いボールだ。いわゆる「真っスラ」と呼ばれるボールで少したれるような球質だ。
ディアスの特徴は、全球種「動くボール」であることだ。図をみるとどの球種でも大きくバラつきがあることが分かる。打者目線では、変化の仕方を予測しづらい投手なのかもしれない。

図1 各球種の変化量。

高めの4シームと右打者のボールゾーンへのスライダーに注意!

次に、対左打者と対右打者でのボール到達位置を比較していく(図2・3)。
特徴は、どちらも共通して4シームを高めに投げていることだ。投球の軸であるスライダーを低めに投げ、4シームを高めに投げている。一般的には、4シームを高めに投げると空振りを奪いやすい。しかし、ディアスの4シームは、「垂れる」ボールであるため、多くの空振りをとれるとは言えないのではないだろうか
対右では、アウトコース低めにスライダーを多く投げている。多くがボールゾーンとなっているため、2ストライク時には注意が必要だろう。
参考:ポストシーズン直前!田中将大の2020年をデータで振り返る

図2 対左打者時のボール到達位置
図3 対右打者時のボール到達位置

最後に、リスク管理をみてみる(図4)。
左右ともにゴロ割合が、メジャー平均よりも低くなっている。一方で完全アウトの割合がメジャー平均よりも高い。高めに4シームを投げ、低め・アウトコースのボールゾーンにスライダーを投げていることで、ゴロが少なく完全アウトの割合が高くなっているのではないだろうか。

図4 ディアスのリスク管理表

ホセ・ディアスをどのように攻略すればよいのか?

今回は、ドミニカ共和国代表のジャンボ・ディアスを紹介した。投球の半分以上を占めるスライダーを警戒しつつ、速球系が155キロを超える球速で動くボールであるため、特に高めには注意が必要になってきそうだ。

ホセ・ディアスの対策

・高めへの4シームに警戒
・右打者のアウトコースのボールゾーンへのスライダーに注意!

シンシナティ・レッズ時代の投球

ジャンボ・ディアスのプロフィール

Jose Diaz
メジャー時代の登録名は、愛称のjumboを使ってJumbo Diaz
1984年2月27日生まれ
レッズ(2014-2016)ーレイズ(2017)
メジャー通算成績 173試合 4勝7敗 防御率4.02

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Baseball Geeks編集部