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MLB

大谷翔平は投打で最速!記録ずくめの今季初登板&二刀流をデータで分析



目次
投手大谷編:最速の4シーム
打者大谷編:最速の本塁打
SHOWTIME:伝説の幕が開ける

現地時間4月4日、大谷翔平は「2番・投手」として先発出場。メジャー4年目にして初となるDH解除をしての出場をはたした。投手としては5回途中1失点、打っては本塁打と投打で存在感をみせた。4シームの球速と打球速度で自己最高を記録し、記録ずくめのDH解除二刀流デビューとなった。本記事ではトラッキングデータを用いて、華々しいデビューを振り返る。
参考:【2018年】大谷翔平デビュー戦の全球種をデータで分析!武器は球速160キロの速球だけにあらず!?

投手大谷編:最速の4シーム

メジャー最速の4シームを武器にしたピッチング

まずはじめに、各球種の平均球速と投球割合をみていく(表1)。4シームは平均160キロ近い球速で、投球の半分以上を占めている。

表1 各球種の球速と投球割合

3回に投げた4シームは、今シーズンのメジャー最速を記録した(表2)。上位10球のうち7球を大谷が占めており、メジャーで一番速い4シームを投げるピッチャーと呼べるだろう。この日大谷は長打を許しておらず、最速の4シームを打つことはメジャーリーガーといえど難しいようだ。

表2 4シーム球速ランキング。大谷は自己最速も記録した(日時は現地時間)

ダルビッシュに匹敵する大きく曲がるスライダー

続いて、各球種のボール変化量をみていく(図1)。
参考:【メジャーリーグで投球される球質の特徴~ボール変化量とは~

図1 各球種のボール変化量。大きく曲がるスライダーが特徴的

目を引くのはカット系の4シームだ。シュート成分が非常に小さいため、左打者にとっては食い込んでくるように感じられるだろう。大きく横に曲がるブーメラン系のスライダーも特徴的である。変化量・球速比ともにダルビッシュのスライダーと類似している。右打者に対しては大きく逃げていくような球質で、攻略が困難なボールである。
参考:サイ・ヤング賞受賞なるか!ダルビッシュ有の大躍進の秘訣に迫る!

4シームとスライダーの共通の特徴として、トミージョン手術前の2018年に比べて、横方向の変化量が大きくなっている点があげられる。これはダルビッシュや昨年サイヤング賞を受賞したバウアーと同じ傾向で、奪三振を取りやすい組み合わせである。この日の大谷はアウトの半数を三振で奪った。今後のピッチングにも注目である。

参考:サイ・ヤング賞最有力バウアーを分析!驚異の奪三振能力が武器

打者大谷編:最速の本塁打

次に、打者大谷の本塁打に注目する。初回に放った本塁打は、今シーズン記録された本塁打の中で最速を記録した(表3)。打球速度が速いことは優秀な打者の証拠であり、打者としても超一流の結果を残した。
参考:注目の指標バレルとは?打球速度と打球角度の重要性

表3 今シーズンの本塁打の打球速度ランキング

さらに、この本塁打は2014年から打球速度が計測されて以降、エンゼルスの歴代最速の本塁打であった(表4)。メジャーを代表する打者であるトラウトを抑えて、エンゼルス史に残る一打となった。大谷が放った打球の中でも過去最速を記録し、二刀流デビューに大きな花を添える会心のあたりとなった(表5)。

表4 エンゼルスの本塁打の打球速度ランキング
表5 大谷の歴代打球速度ランキング

SHOWTIME:伝説の幕が開ける

今回は、4月5日に「2番・投手」として活躍した大谷翔平のピッチングとバッティングを分析した。球速と打球速度でメジャー1位を記録し、自己ベストを更新する記録ずくめの1日となった。翌4月5日には代打として出場し死球で出塁、その後も見事な走塁で勝ち越しのホームインを踏んだ。開幕1週間にして投げる、打つ、走るの全てで大活躍をした大谷。これからも予想を上回る記録と記憶を残していくのか、目を離せない。

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Baseball Geeks編集部