プロ野球

西武の新外国人投手ギャレットを分析!平均154キロの速球と縦スライダーが魅力!

3連覇を目指す西武にテキサス・レンジャーズのリード・ギャレットの入団が決定した。チームは連覇こそしているものの、今季も投手力が懸念材料である。今回はギャレット投手のメジャー時代の投球を分析し、その特徴を見ていく。
参考:日ハムの新外国人投手バーヘイゲンを分析!高速2シームとパワーカーブが特徴!

目次:西武の新外国人投手ギャレットの特徴
平均154キロのストレート!
ノビのある4シームと縦に割れるスライダー
昨季の阪神PJのような存在になれるか...!?

平均154キロのストレート!

まずはギャレットの各球種の球速と投球割合をみていく(表1)。投球割合が最も高いのは4シームであり、次いでスライダーとなっている。昨シーズンはこの2球種で投球の9割以上を占めていた。

表1 球速と投球割合。4シームとスライダーの2球種が9割以上を占めている
球種球速
(km/h)
球速
(%)
投球割合
(%)
4シーム154.0
(150)
100
(100)
64.3
カットボール145.7
(142)
94.6
(96)
7.5
スプリット141.6
(137)
92.0
(91)
2.8
スライダー137.1
(136)
89.0
(91)
25.4

2019年シーズンのデータを分析。カッコ内はメジャー平均

また、4シームの平均球速は154キロであり、非常に高速である。投球割合も高く、高速な速球で勝負するパワータイプの投手といえるだろう。

ノビのある4シームと縦に割れるスライダー

次に、各球種のボール変化量からボールの特徴を見ていく(図)。
投球割合の高かった2球種はいずれも特徴的な球質であった。
4シームはメジャー平均よりもホップ成分が大きく、打者が「ノビ」を感じる球質である。球速も非常に速いため、空振りを量産するボールとなるだろう。また、スライダーは縦の変化が非常に大きく、もはやパワーカーブに近い縦スライダーである。

図 各球種のボール変化量。4シームはホップ成分、スライダーはドロップ成分の変化量が大きい
※2019年シーズンのデータを分析

両球種を見ると、やはり日本でも勝負球をどんどん投球して空振りを奪っていくパワータイプの投手になるであろう。また、割合こそ少ないものの、カットボールも非常に高速なボールである。4シームはホップ成分だけでなくシュート成分も多いため、高速なカットボールとは相性が良いだろう。
参考:ホップ成分が大きい速球は空振りを奪いやすいって本当!?

表2 各球種の変化量と回転数。回転数は全球種で平均よりも多くなっている
球種球速
(%)
回転数
(rpm)
横変化
(cm)
縦変化
(cm)
4シーム100
(100)
2291
(2287)
27.8
(19)
41.9
(40)
カットボール94.6
(96)
2404
(2355)
-2.8
(-6)
20.2
(20)
スプリット92.0
(91)
1740
(1431)
32.2
(25)
22.2
(12)
スライダー89.0
(91)
2465
(2428)
-2.5
(-14)
-12.4
(5)

2019年シーズンのデータを分析。カッコ内はメジャー平均

昨季の阪神PJのような存在になれるか...!?

これまでギャレットの投球内容を分析してきたが、三振を量産するタイプの投手として非常に期待が持てる投手であろう。シュート成分の大きい高速の4シーム、曲がりの大きい縦のスライダーを見ると、昨シーズン大活躍した阪神のピアース・ジョンソンのようなピッチングを期待せずにはいられない。さらに高速なカットも加われば、非常に安定感の増す投手になるだろう。ギャレットが「第2のPJ」になれるか、注目である。

参考:阪神の新外国人ジョンソンを分析!150キロの速球と超高速カーブが特徴!

まとめ:西武の新外国人投手ギャレットのまとめ
平均154キロでノビのあるストレート!
縦に大きく割れるスライダー!
第2のPJになれるか...!?

リード・ギャレットのプロフィール

リード・ギャレット Reed Garrett
1993年1月2日生まれ、27歳、右投げ右打ち
タイガース2019-レンジャーズ2019途-西武2020
メジャー通算成績
13試合 0勝0敗 防御率8.22(2019) 

Baseball Geeks 編集部