Geeksウェビナーの詳細はこちら

詳細



0 件
プロ野球

【プロ野球】前半戦振り返り投手編!侍ジャパンの伊藤・栗林がランクイン!



目次
【K/9部門】先発は山岡!中継ぎは栗林!
【K/BB部門】ヤクルト期待の若手奥川!
【被本塁打率】阪神のガンケルがトップ!
大注目な首位争い!

先日、オリンピック野球競技でアメリカ代表を破り、悲願の金メダルを獲得した侍ジャパン。興奮冷めやらぬ中、プロ野球が再開された。後半戦は、首位争いや順位変動がより一層激しくなっていくだろう。
そこで、投手に注目して前半戦を振り返っていく。
今回は、「K/9」「K/BB」「被本塁打率」という指標を用いる。
参考:【プロ野球】前半戦振り返り打者編!侍戦士が多くランクイン!

【K/9部門】先発は山岡!中継ぎは栗林!

まずは、K/9からみていく。K/9とは、三振を9イニング(1試合換算)で何個奪うかを示す指標だ。三振は、打球イベントが発生しないため投手のリスク管理として一番有効なものである。今回は、先発と中継ぎに分けてランキングしていく。参考までに、メジャーの今シーズンのトップは、コービン・バーンズ(ブルワーズ)で12.50だ。
参考:奪三振の重要性とは!勝てる投手のリスク管理能力を分析

先発は、好調先発陣を誇るオリックスの山岡!

先発投手からみていく(表1)。
1位は、山岡泰輔(オリックス)だ。今シーズンのオリックス躍進のカギである強力先発投手陣の1人。今シーズンは、3勝4敗と上手く勝ち星を伸ばせてはいないが、伝家の宝刀スライダーを中心に三振を獲るスタイルに後半戦も注目だ。

表1 先発投手K/9ランキング(前半戦終了時点)

※投球回数50イニング以上の投手対象

2位と3位は、オリンピックで圧巻のパフォーマンスを見せた2人だ。
2位の伊藤大海(日本ハム)は、オリンピックで、3試合に登板し5回無失点と完璧な投球を披露しオリンピック金メダルに大きく貢献した。伊藤は、ルーキーだが今シーズン7勝4敗と成績を残しており、低迷する日本ハムで重要な選手となっており、後半戦も目が離せない。
3位は、オリンピック準決勝の韓国戦で好投した山本由伸(オリックス)だ。山本は、現在、防御率・勝利数・奪三振でパ・リーグトップの成績を残している。オリックスがリーグ優勝するためには、山本の活躍が必須だ。後半戦も圧倒的な投球に注目したい。

中継ぎは、侍ジャパンのクローザー栗林!

次は、中継ぎ投手をみていく(表2)。
1位は、オリンピック侍ジャパンの抑えを務めた栗林良吏(広島)だ。栗林は、オリンピックで2勝3セーブと大活躍した。プロ野球でもルーキーながら今シーズンすでに18セーブあげ、防御率は0点台と新人王有力候補でもある。順位を上げていきたい広島にとっては、栗林のオリンピックでの経験が頼りになるのではないだろうか。

表2 中継ぎ投手K/9ランキング(前半戦終了時点)

※投球回数15イニング以上の投手対象

2位は、モイネロ(ソフトバンク)だ。今シーズンもモイネロは打つことが難しい存在だ。23試合を投げ、防御率0.39、被打率.133と圧巻の投球だ。3位は、マクガフ(ヤクルト)だ。オリンピックではアメリカ代表として出場し、活躍していた。ヤクルトでは、セットアッパーとクローザーという2つの重要なポジションで起用されており、ヤクルトの試合終盤を担う投手として今後も注目だ。

【K/BB部門】ヤクルト期待の若手奥川!

次は、K/BBのランキングをみてみる。K/BBとは、Strikeout to Walk ratioのことで、奪三振数を与四球数で割った比率のことだ。奪三振数が多く、四球が少ないと値が大きくなる。この値が高い選手は、制球に優れているかつ奪三振能力が高い優秀な投手だ。一般的に、3.50を超えると優秀な投手とされる。今シーズンのメジャーでのトップはコービン・バーンズ(ブルワーズ)で7.48だ。
参考:【MLB2021】FIPから注目投手を紹介!

1位は、ヤクルト未来のエース候補、奥川恭伸(ヤクルト)だ。プロ2年目の今年は、現在10試合に先発し、58イニングを投げ与四球がなんと8個と脅威的な制球力を見せている。好調ヤクルトの首位奪取の原動力となれるか期待が高まる。

表3 K/BBランキング(前半戦終了時点)

※投球回数50イニング以上の投手対象。

2位は、加藤貴之(日本ハム)だ。与四球が11個と安定した投球を見せている。先発左腕が少ない日本ハムにおいて貴重な左腕として後半戦も期待だ。3位は、秋山拓巳(阪神)だ。秋山もコントロールが良い投手として有名だろう。今季すでに7勝をあげており、阪神を優勝へ導く投球をみせてくれるか注目だ。

【被本塁打率】阪神のガンケルがトップ!

最後に、被本塁打率をみていく(表4)。被本塁打率とは、本塁打を9イニング(1試合換算)で何個打たれたかを示す指標だ。値が小さいほど本塁打を打たれていないということになる。メジャーの今シーズントップは、コービン・バーンズ(ブルワーズ)で、0.37だ。

1位は、プロ野球2年目のガンケル(阪神)だ。今シーズンは、先発として活躍しており、6勝をあげている。ガンケルは、約70イニングを投げた中で、なんと2本しか本塁打を打たれていない。ほとんど本塁打を打たれないといっても良さそうだろう。阪神の優勝へ期待が高まる。

表4 被本塁打率ランキング(前半戦終了時点)

※投球回数50イニング以上の投手対象。

2位と3位は、好調オリックス投手陣からだ。2位は、K/9でもランクインした山本。3位は、田嶋大樹だ。田嶋は、サイドスローに近いような低アングルで変則気味なフォームから高速なボールを投げる投手だ。入団時から、将来を期待されていた左腕がついに開花したのか今後に注目だ。

大注目な首位争い!

ここまで、「K/9」「K/BB」「HR/9」から前半戦に活躍した投手を振り返った。オリンピックで経験をつんだ選手や、オリンピック期間中にパワーアップした選手らがみせる首位争いに目が離せない。

スタンダードプランに登録無料すると

記事の続きや、コメントを読むことができます。

Baseball Geeks編集部