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プロ野球

オープン戦で好成績を残した投手は誰?シーズンでの活躍を大予想!



目次
ルーキー北山がトップの奪三振率を記録
奪三振率トップは高橋奎二
ついにシーズン開幕

いよいよ待ちに待ったプロ野球が開幕する。今シーズンはどこのチームがリーグ優勝・日本一になるのか楽しみで仕方がない。
Baseball Geeksでは、以前にオープン戦の成績とシーズンの成績の関係性について分析を行った(表1)。その結果、オープン戦の「奪三振率」はシーズンの成績と相関があることが明らかとなった。
参考:【プロ野球】オープン戦の活躍はシーズンに直結するのか?~投手編~

表1 オープン戦とシーズンの主要な投手指標の相関係数

1999年から2019年までの20シーズンにおいて50投球回以上の選手(延べ2372名)を対象

今回は、今シーズンの開幕投手に任命された12球団の投手、そして、今年のオープン戦で10イニング以上投球した投手の奪三振率について分析していく。

ルーキー北山がトップの奪三振率を記録

パ・リーグは北山がトップ!

まず、パ・リーグの開幕投手からみていく(表2)。
1位はルーキー北山亘基(日本ハム)だ。オープン戦では主に中継ぎをやっていたが、BIGBOSSによる大抜擢で開幕投手を務めることとなった。オープン戦では抜群の奪三振率を記録したドラフト8位ルーキーの投球に多くの注目が集まることだろう。

2位はオリックスの若きエース山本由伸だ。昨シーズンは沢村賞やリーグMVPを受賞するなど大車輪の活躍をみせ、オリックスの25年振りのリーグ優勝に大きく貢献した。パ・リーグ連覇、そして、1996年以来の日本一のためには、絶対的エースの活躍が必要だ。
参考:オープン戦で好成績を残した打者は誰?シーズンでの活躍を大予想!

表2 パ・リーグ開幕投手のオープン戦奪三振率

3位は石川歩(ロッテ)だ。2016年以降、2桁勝利を逃してしまっている石川。2020年振りのとなる3度目の開幕投手を務める今シーズン。チームの優勝と2桁勝利に期待がかかる

セ・リーグは藤浪晋太郎がトップ!

次にセ・リーグの開幕投手だ(表3)。
1位は青柳に代わり開幕投手を務める藤浪晋太郎(阪神)だ。オープン戦では、2位の大瀬良大地(広島)に次ぐ19個の三振を奪い、両リーグで2位の成績を残した。2018年以来勝ち越すことができていない藤浪。オープン戦の勢いそのままにシーズンで大活躍できるか注目していきたい。

大瀬良はオープン戦の奪三振数が20とし、両リーグトップの成績を残した。4度目の開幕投手を務めることとなっている。2年連続2桁勝利を達成できるかに期待が高まる。

表3 セ・リーグ開幕投手のオープン戦奪三振率

3位は菅野智之(読売)だ。オープン戦では本塁打を打たれる場面も見られたが、開幕戦で勝ち投手となれば開幕戦5勝目の球団新記録となる。日本のエース・復活となるのだろうか。

奪三振率トップは高橋奎二

最後に全体の奪三振率ランキングをみていく(表4)。
1位は高橋奎二(ヤクルト)だ。昨年の日本シリーズで自身初完封を達成するなど、ヤクルトのセ・リーグ優勝、日本一に貢献した高橋。ファンからの高まる期待に応えることができるのか大注目だ。
参考:奪三振の重要性とは!勝てる投手のリスク管理能力を分析

表4 10イニング以上投げた投手の奪三振率ランキング

※オープン戦で10イニング以上投げた投手対象

2位は石川柊太(ソフトバンク)だ。昨シーズンはチーム・個人ともに思うような成績を残すことができなかった。今シーズンの復活に期待したい。

3~5位には、セ・リーグの開幕投手がランクインした。それぞれの投手が好投し開幕戦に勝利することで、チームに勢いをつけることができるか大注目だ。

ついにシーズン開幕

今回は、オープン戦での投手成績を分析してきた。オープン戦の成績からシーズンの活躍を完全に予測することは難しいかもしれないが、奪三振率は参考にはなるデータといえるのではないだろうか。

待ちに待ったプロ野球新シーズンがいよいよ始まる。オープン戦の好調を維持していくことができるのか、リーグ優勝・日本一に輝くのはどこにチームになるのか。

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Baseball Geeks編集部