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プロ野球

【ドラフト特集】年齢構成からみる各球団の補強ポイント~DeNA編~



目次
チーム構成や個人成績からDeNAの戦略を分析!
Aクラス定着にはさらなるレベルアップが必要か
大貫ら若手投手陣の投球回消化数に注目!
梶谷・宮﨑・ソトの後継者を獲得できるか!
幅広い世代で野手の獲得を目指したい

チーム構成や個人成績からDeNAの戦略を分析!

ここまでリーグ4位と、Aクラス入りをかけた戦いをみせているDeNA。2017年には日本シリーズ出場、昨シーズンは2位など着実に実績を積み重ねてきているだけに、前身の横浜も含めて1998年以来の優勝を期待する声が高まっている。今回は、各選手の成績やポジション別の年齢構成からDeNAの今後の戦略やドラフトで獲得するべき選手について探っていく。

Aクラス定着にはさらなるレベルアップが必要か

現在、DeNAは平均得点がリーグ2位、平均失点は3位と健闘してはいるものの、思うように順位を伸ばすことができていない。これは、接戦での弱さや負け試合を作れていないことも要因のひとつに考えられるが、Aクラス定着やリーグ優勝を狙うためには投打ともにさらに磨きをかける必要があるだろう
参考:データで順位を大胆予想!ピタゴラス勝率でみる今季プロ野球の展望は!

表1 セ・リーグの順位表

※10月19日時点

大貫ら若手投手陣の投球回消化数に注目!

各投手の投球回消化数をみていくと、プロ2年目の大貫晋一が最も投球回を消化していることがわかる(表2)。大貫をはじめ、投球回を多く消費している濱口遥大・平良拳太郎・今永昇太・上茶谷大河らも26歳以下と若く、これからの活躍にも十分に期待が持てる。ただし、今シーズンのDeNAには規定投球回に達している投手がいない。今後、先発投手陣がさらに長いイニングを投げられるかどうかが、チームの明暗を大きく変えるかもしれない

表2 各投手の年齢と投球回(10回以上の投手のみ対象)

※年齢は4月2日時点、成績は10月19日時点

投手陣の懸念としては、リリーフ陣の手薄さがあげられる。入団1年目からクローザーとしてチームを支えてきた山崎康晃が、極度の不振により大幅に成績を落としている。その他の中継ぎ陣も中堅と呼ばれる年代の選手が多く、これ以上の投手力向上を期待することは難しい。先発陣の投球回が短く、中継ぎ陣の負担が大きいチームであるだけに、より一層の安定化が求められる。育成に注力するだけでなく、短期間でリリーフを任せられる大卒・社会人投手の獲得を目指したいところだ。

梶谷・宮﨑・ソトの後継者を獲得できるか!

続いて、各打者の打席消化数をみていく(表3)。ここまで最も打席を消化している佐野恵太は大ブレイクをみせており、メジャーに移籍した筒香嘉智の穴を見事に埋める活躍を果たしている。しかし、彼を除いてチームの中心となる選手は中堅~ベテランの年代が多く、数年後に打力の低下がみられてもおかしくない。

表3 各打者の年齢と打席数(20打席以上の野手のみ対象)

※年齢は4月2日時点、成績は10月19日時点

中堅~ベテランの中でも、梶谷隆幸・宮﨑敏郎・ソトは打席消化数・OPSともに高い数値を記録している。彼らが今シーズンの高い平均得点を支えていることは言うまでもなく、リーグ優勝を狙うならまさに今といったタイミングだろう。ゆえに、高齢化によって能力の衰退がみられた場合のダメージは大きい。一方で、細川成也・楠本泰史・蝦名達夫といった20代前半の選手も出場しているが、好成績を残すまでに至っていない。ドラフトでは、内外野を問わず数年後に主力陣の代わりを務められる選手を獲得するべきだろう

幅広い世代で野手の獲得を目指したい

最後に、登録されているポジション別の年齢構成から今後の戦略について考える(表4)。
投手陣については、先に述べたように中継ぎ陣の負担が大きい状況となっている。現在1軍での出場が少ない若手投手の台頭を待つことも必要ではあるが、大卒・社会人投手の獲得で投手陣のさらなる安定化を図ることも視野に入れるべきだろう

また、豊富な若手先発陣がこれまで以上に投球回を消化できるかどうかも、Aクラス入り・リーグ優勝を果たすために重要なポイントである。トミー・ジョン手術(左肘靱帯再建手術)のリハビリのために今シーズンは登板がないものの、2018年シーズンに新人王のタイトルを獲得した東克樹の再起にも期待したい。

表4 ポジション別の年齢構成

※年齢は4月2日時点、所属は10月19日時点

野手陣についてみると、20代前半の選手が多く在籍しているものの、1軍で好成績を残せている選手は少ない。打線にさらに厚みをつけるためには、大卒・社会人の長距離打者を指名することは必須といえるだろう

また、20代後半以降の選手が比較的少ないことがわかる。長期にわたって高い得点力を維持していくためには、神里和毅や乙坂智のように一軍出場経験の多い選手を積極的に起用していくことも必要だろう。また、若手投手陣がピークを迎えるまでにチームの主軸として成長するような、将来性のある高卒選手を獲得していくことも検討していきたい

ドラフトで獲得すべき選手像

①次世代の主軸となる大卒・社会人野手
②数年で中継ぎが務まる大卒・社会人投手
③長期的に得点源となる高卒野手

Baseball Geeks 編集部