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【あの人は今】元阪神P.ジョンソンの活躍をデータから振り返る!



目次
カーブ中心の変化球投手にモデルチェンジ!
横曲がりのパワーカーブで空振りを量産か!
メジャー屈指のチームを優勝に導くことができるか!

6月に入り、プロ野球・メジャーともにシーズンの折り返しが目前となってきた。今シーズンも多くの外国人選手が活躍しているが、その一方でメジャーではかつてプロ野球に在籍していた助っ人たちがプレーしている。

2019年に阪神でプレーしたピアース・ジョンソンもそのひとりだ。ジョンソンは昨シーズン、サンディエゴ・パドレスへと活躍の場を移しており、中継ぎとして24試合に登板、防御率2.70、奪三振率12.2%(メジャー平均9.1%)という成績を残している。今シーズンはここまで(6月8日時点)22試合に登板しており、防御率3.47、奪三振率13.7%(メジャー平均9.2%)となっている。そこで今回は、メジャー復帰後のジョンソンの投球をトラッキングデータから振り返る。
参考:ダルビッシュが所属するパドレスってどんなチーム?投打のキーマンを紹介!!

カーブ中心の変化球投手にモデルチェンジ!

まずは、平均球速と投球割合をみていく(表1)。速球中心だったサンフランシスコ・ジャイアンツ時代と比べると、カーブの投球割合が72%にまで増加しており、変化球中心の投球スタイルに変化していることがわかる。また、それぞれの球種は以前よりも高速になっており、さらにパワーアップをしてメジャー復帰を果たしたといえるだろう。
参考:阪神の新外国人ジョンソンを分析!150キロの速球と超高速カーブが特徴!

表1 各球種の平均球速と投球割合。カーブが中心の投球に変化している

カッコ内は2021年のメジャー平均(5月18日時点)

横曲がりのパワーカーブで空振りを量産か!

続いて、各球種のボール変化量をみていく(図1)。2シームは、一般的な4シームよりもややシュート気味に変化するような球質だ。球速が速いこともあり、カーブばかりに的を絞る右打者にとっては差し込まれるボールとなるため、この球種に対しても油断はできない。

図1 各球種のボール変化量。横曲がり系のパワーカーブが特徴

データは5月18日現在。

そして投球の中心であるカーブは、来日前よりも小さく速く曲がるボールへと変化を遂げた。いわゆるパワーカーブと呼ばれるような球質に近いが、ジョンソンのカーブは、より横曲がりが大きいという特徴を持っている。低速で大きく曲がるような球質と比べると、空振りを奪いやすいボールで、特に右打者に対して威力を発揮するだろう。

メジャー屈指のチームを優勝に導くことができるか!

今回は、メジャー復帰を果たした元阪神のジョンソンの投球をデータで振り返った。パドレスは、オフシーズンにダルビッシュ有らを獲得し、大型補強に踏み切ったチームだ。そのため、メジャー屈指のメンバーがそろった今シーズンは、優勝争いに名を連ねることが予想される。そのようなチームでのジョンソンの活躍は、阪神ファンだけでなく、プロ野球ファンにとっても嬉しいニュースといえるだろう。今後も、彼の投球に注目していきたい。

ピアース・ジョンソンのプロフィール

1991年5月10日生まれ、28歳、右投右打、カブス(2017)-ジャイアンツ(2017途中-2018)-阪神(2019)-パドレス(2020)
【NPB成績】
2019年(阪神) 58試合 2勝3敗 防御率1.38
【MLB成績】
2020年(パドレス) 24試合 3勝1敗 防御率2.70

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Baseball Geeks編集部