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プロ野球

【パ・リーグ】3・4月のポジション別OPSを分析!4月好調の西川遥輝に注目!



目次
㋃好調!大注目の西川遥輝!
最下位だが打撃が良い日本ハム!
混戦必至のパ・リーグ!

開幕から1か月以上が経った。今シーズンもポジ別OPSの記事を毎月リリースしていく予定だ。今回はセ・リーグに続き、パ・リーグの3・4月(4月25日時点)のポジション別OPSに注目して、それぞれのチームと注目選手を紹介していく。また、昨シーズンの各チームのポジション別OPSと比べて今シーズンはどのように変わったのかもみていく。
参考:【セ・リーグ】3・4月のポジション別OPSを分析!DeNAの一塁手が全体トップ!

㋃好調!大注目の西川遥輝!

まず、Aクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表1)。
1位の楽天は、捕手・三塁手・左翼手・指名打者の4つのポジションでリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは、炭谷銀仁朗(捕手)・渡邊佳明と鈴木大地(三塁手)・西川遥輝(左翼手)・マルモレホス(指名打者)だ。特に注目なのが、今シーズンから楽天に加入した西川だ。楽天の左翼手は西川が全試合で先発出場のため、西川が中心の値となっている。打率が.283、OPSは.944と絶好調さがうかがえる(5月13日時点)。また、ポジション別OPSはリーグ2位であるものの、浅村栄斗も絶好調だ。
好調な選手が1年間継続して高いパフォーマンスを発揮できるかが、2013年以来となる悲願のリーグ優勝に不可欠だろう。
参考:【パ・リーグ】7・8月のポジション別OPSを分析!4つのポジションでロッテがトップ!

表1 パ・リーグのAクラスのポジション別OPS(4月25日時点)

2位のソフトバンクは、二塁手・遊撃手・右翼手の3つのポジションでリーグトップとなっている。主に出場しているのは三森大貴(二塁手)・今宮健太(遊撃手)・柳田悠岐と柳町達(右翼手)だ。ソフトバンクは現在チーム打率とチーム安打、チーム打点でリーグ1位(5月13日時点)を記録しており、打撃陣が好調のようだ。
特に三森は今シーズンスタメンを勝ち取り、打率でパ・リーグ4位(5月13日時点)と好調だ。リーグ優勝を狙うために三森や柳町、野村勇ら若い選手の躍進がカギを握りそうだ。
参考:【プロ野球】OPS日本代表U-23を発表!若手の躍進はどこまで続くのか?

3位の西武は、一塁手でOPSリーグトップを記録した。主に出場しているのは、呉念庭だ。絶好調であった山川穂高が負傷離脱中に安定した成績を残していた。また、山川は復帰後も絶好調を維持しており山川と呉(新型コロナウイルスにより登録抹消)の2人は今シーズンの西武打線の軸になりそうだ。
新外国人のブライアン・オグレディ(左翼手)もしっかりと成績を残しており、西武の左翼手はポジション別OPSでリーグ2位となった。

最下位だが打撃が良い日本ハム!

次に、Bクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表2)。
昨シーズン、リーグ優勝を果たした4位のオリックスは、ほとんどのポジションで低い値(青い色)になっており打線が奮っていないようだ。昨シーズンの本塁打王である杉本裕太郎(右翼手)の不調が大きく響く形になってしまっている。そんな中、オリックス打線で気を吐いているのは吉田正尚だ。打率・OPSともにリーグトップ3(5月13日時点)入りしている。しかし、吉田も新型コロナウイルスにより登録抹消となってしまい、打線の奮起が必要だ。
参考:【CS2021】今シーズンのオリックスとCS注目ポイントを紹介!

表2 パ・リーグのBクラスのポジション別OPS(4月25日時点)

5位のロッテもオリックスと同様に、ほとんどのポジションで低い値(青い色)になっており打線が課題と言えそうだ。その中でも一塁手のOPSが2位となっており、佐藤都志也と山口航輝の2人が主に出場している。オープン戦絶好調であった髙部瑛斗(左翼手)は打率がリーグ13位(5月13日時点)だがOPSが伸び悩んでおり、ポジション別OPSではあまり高い値にはならなかった。
参考:オープン戦で好成績を残した打者は誰?シーズンでの活躍を大予想!

6位の日本ハムは、中堅手でOPSがトップで、中堅手は主に近藤健介が出場している。今シーズンは、いままで守ったことのないセンターでの出場が多いが安定した打撃をしている。
また、日本ハムは最下位ながらも、捕手・三塁手・中堅手と複数のポジションで高い値(赤い色)を記録している。またチーム本塁打もリーグトップとなっており、順位浮上もすぐかもしれない

混戦必至のパ・リーグ!

今回は、パ・リーグの3・4月のポジション別OPSをみてきた。
まだ開幕して1か月ほどだが、佐々木朗希の完全試合を始めプロ野球は盛り上がりをみせている。今後どのようにポジション別OPSが変化していくか注目だ。

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Baseball Geeks編集部