【MLB打者ランキング2018年】大谷翔平1年目の打球速度は?

ポストシーズンで盛り上がりをみせるメジャーリーグ。前回は【メジャー最速投手ランキング ~2018年~】と題して、今シーズンのトラックマンデータから、投手のランキングを発表した。今回は、2018年の打者ランキングを紹介していこう。
参考:【メジャー最速投手ランキング ~2018年~】を発表!チャップマン敗れる!?大谷翔平は?

恐怖のヤンキース打線!?

まずは、今シーズンの打球速度ランキングを紹介する。打球速度は速ければ速いほど単打も長打も増えていく。打率だけでは打球の「質」が測れず、メジャーリーグではすでに打球速度を中心としたトラックマンデータで打者の評価をはじめている。最も注目されている指標の一つといっても良いだろう(表1)。
参考:【打撃特集2】注目の指標バレルとは?打球速度と打球角度の重要性

表1 2018年MLB打球速度ランキング
順位名前
(チーム)
打球速度
(km/h)
日付
G. スタントン
(ヤンキース)
195.98/9
G. サンチェス
(ヤンキース)
194.96/19
G. スタントン
(ヤンキース)
194.98/5
G. スタントン
(ヤンキース)
193.67/8
A. ジャッジ
(ヤンキース)
193.05/27
G. スタントン
(ヤンキース)
192.87/1
G. スタントン
(ヤンキース)
192.29/19
G. スタントン
(ヤンキース)
192.26/20
G. スタントン
(ヤンキース)
192.06/6
10G. スタントン
(ヤンキース)
191.78/2
205大谷翔平
(エンゼルス)
183.37/3

今シーズン1位は昨シーズン同様ヤンキースのスタントンが記録した。また、最も注目したいのが1~10傑まで全てヤンキースの打者の打球であることだ。昨シーズンの両リーグ本塁打王が並ぶ打線は恐怖の一言で、チーム本塁打数はメジャー新記録を樹立した。惜しくもポストシーズンでは敗れたものの、来シーズンもその打線には大注目だ。

動画 今シーズン最速の打球速度を記録したスタントンの本塁打

大谷の最高打球速度は205位に終わった。打者でまとめても、大谷より速い速度を記録した打者は60人もいた。

大谷翔平は11位にランクイン!

続いて平均打球速度ランキングをみてみる。
昨シーズンに続き1位に輝いたのはヤンキースのジャッジだった(表2)。

表2 2018年MLB平均打球速度ランキング。大谷は11位にランクインした
順位名前
(チーム)
平均打球速度
(km/h)
最高打球速度
(km/h)
A. ジャッジ
(ヤンキース)
152.5193.0
N. クルーズ
(マリナーズ)
151.2188.3
J. ギャロ
(レンジャーズ)
151.1189.1
G. スタントン
(ヤンキース)
150.9195.9
R. カノー
(マリナーズ)
149.8182.5
M. オルソン
(アスレチックス)
149.8182.3
M. チャップマン
(アスレチックス)
149.6185.6
J.D. マルティネス
(レッドソックス)
149.6187.8
M. トランボ
(オリオールズ)
149.4182.5
10T. ファム
(レイズ)
149.3180.4
11大谷翔平
(エンゼルス)
149.0183.3

※200打球以上281人を対象

平均打球速度が速いということは安定して速い速度を出せる能力が高いということで、打者の能力を表す指標の一つとなる。怪我の影響もあり本塁打王は譲ったジャッジであったが、データが示すように間違いなくメジャートップの打者の一人である。残念ながら敗退したが、ポストシーズンでも大活躍を見せた。

また、大谷翔平はメジャー全体で11位にランクインした。最高打球速度では大谷より速度の速い打者は60人いたが、平均打球速度ではタイトルホルダーたちと肩と並べ、トップの打者たちにもひけをとらない能力をみせた。
メジャー挑戦1年目は不調や投手としての故障なども経験し結果が出ない時期もあったが、最終盤には本塁打を量産し、新人王有力候補にまで上り詰めた。残念ながら来シーズンは投手としての登板は見られないが、その分「打者」大谷がフルシーズンみれるのは今から楽しみだ。

選手の凄さが伝わるデータ

「松坂155キロ!」「大谷165キロ!」これだけの見出しでも、多くの人が「凄さ」を感じることが出来るだろう。
球速は勝ち星や防御率と違い、その投手の「プレーそのもの」の凄さが伝わる数少ないデータだからだ。
しかし、打者はまだまだそういったデータは少なく、長距離打者と言われてもどれだけの能力を持っているかはなかなかわからない。メジャーリーグでは打球速度や打球角度がTV中継で表示され、ファンがデータを日頃からみているため「打球速度190キロ」の凄さを議論できる環境が整ってる。日本でもデータが多方面で広がり、日本のファンも新たな楽しみが広がってほしいと思う。

Baseball Geeks編集部

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