西武の新外国人ファビオ・カスティーヨを分析!新助っ人ナンバーワンの球速で先発の軸となれるか!

ファビオ・カスティーヨ投手(以下、敬称略)は、西武を悲願のリーグ優勝へ導けるか
写真はWikimedia Commonsより(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Seibu_Dome_baseball_stadium_-_32.jpg)

西武のパリーグ制覇に向けて欠かせない存在だ。
昨シーズンは、ソフトバンクが94勝を記録し優勝。そのソフトバンクを得点数で唯一上回ったのが西武だった。

10年ぶりのリーグ優勝と意気込む今シーズンだが、これまで中心投手であった野上や牧田らが移籍。球団が白羽の矢を立てたのは、160km/h近い速球を持つファビオ・カスティーヨだった。

今回は、新外国人投手分析第4弾として、西武の新外国人カスティーヨの2017年のメジャーリーグでの投球を紹介したい。

新外国人シリーズ第4弾!ファビオ・カスティーヨ分析概要
4シームの球速は新外国人投手の中でナンバーワン!
4シームの球質は空振りが「奪いにくい」ボール…!?
変化球の改善が課題…!?

カスティーヨはどんな球種を持っているのか

新外国人ナンバーワンの球速!!

最大の特徴は、4シーム(日本でいうストレート。以下、4シームで統一)の球速で、昨シーズンの平均球速は156km/hだった。球速は速いほど打者にとっては対応が難しい。メジャーリーグ平均を大きく上回るこの球速は日本でも大きな武器となるだろう(表1)。

表1 球速と投球割合。最高球速は158km/hを記録した
球種平均球速
(km/h)
平均球速
(%)
最高球速
(km/h)
投球割合
(%)
4シーム156
(150)
100
(100)
15850
スライダー138
(126)
88
(91)
14040
チェンジアップ142
(135)
91
(90)
14310

カッコ内はメジャーリーグ平均値

また、カスティーヨはエクステンションが172cmと短く、打者が思っているより早くリリースされる(メジャーリーグ平均188cm)。早めにタイミングを取らないと差し込まれる投手だ。

一方で、スライダーは4シームとの球速差が大きい。平均球速(%)は4シームとの球速差を示すが、両球種差が大きく、球種の判別がしやすいボールとなってしまっている。

カスティーヨのボールはどれくらい曲がるのか

シュート成分の大きな4シーム

球速はメジャーリーグ平均を上回った4シームだが、回転数が少なく、ホップ成分は平均を下回った。浮き上がるような球質というよりは、シュート成分の大きなボールだ(表2)。

表2 回転数とボール変化量。4シームは回転数が少なく、ホップ成分は平均を下回った
球種回転数
(rpm)
縦変化
(rpm)
横変化
(rpm)
4シーム2119
(2255)
39
(43)
26
(22)
スライダー2291
(2362)
10
(9)
-7
(-12)
チェンジアップ1861
(1770)
27
(23)
35
(33)

カッコ内はメジャーリーグ平均値

それぞれの変化球もメジャーリーグ平均に近い。球質だけみると空振りが「奪いにくい」ボールだ。活躍のためには、球速が重要なタイプの投手だろう(図1)。
参考:メジャリーガーが投げる平均的なボールって?

図1 各球種のボール変化量。球質はあまり特徴がみられない

カスティーヨはどんな成績を残すのか

昨シーズン、メジャーリーグでは救援投手として起用されたが、西武は先発として期待している。先発として活躍するため、2つのポイントを挙げたい。

4シームは、空振りが奪いにくい球質であるため、武器である球速をどれだけキープすることが出来るかがカギになる。
また、変化球は球種が少なく球速差もあるため、打者は判別がしやすい。更に多くの球種を織り交ぜるか、スライダーの球速を高めて判別を困難にさせる必要があるかもしれない。

課題はあるが、やはり4シームの球速は日本では指折りだ。カスティーヨが大化けして先発の軸となれば、10年ぶりの優勝もみえてくる。

ファビオ・カスティーヨの特徴まとめ
球速は抜群!一方、球質自体は「平均的」なボール
武器である4シームの球速をキープできるか注目!
変化球の改善で大化けの可能性!!

ファビオ・カスティーヨのプロフィール

・1989年2月19日生まれ(29歳)
・右投右打 背番号47
・ロサンゼルス・ドジャース(2017)、埼玉西武ライオンズ(2018-)
・2017年メジャー成績0勝0敗(メジャー通算成績0勝0敗)

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